海外情報講演会「公園におけるインクルーシブな取り組み」を開催しました。
2019/12/20
今年度の海外情報講演会は、「公園におけるインクルーシブな取り組み -オーストラリアと日本の事例から-」を テーマとして、12月に東京と大阪の2会場にて開催いたしました。
今年は、オーストラリアよりDeborah Prentice 氏(Parks Victoria(ビクトリア州の公園管理団体), Diverse Communities Coordinator)をお招きし、オーストラリアの公園におけるインクルーシブな取り組み事例について、ソフト面を中心にご講演いただきました。
また、柳田宏治氏(みーんなの公園プロジェクト代表/倉敷芸術科学大学教授)には、インクルーシブな遊び場づくりの現状と今後についてご報告いただきました。
本講演会には、関係団体、造園建設業、公園施設業、コンサルタント会社、自治体、大学関係者、一般の方等、幅広い分野より、東京会場150名、大阪会場86名と多くのご参加をいただきました。
Deborah Prentice 氏の講演では、近年、Parks Victoriaがウェブサイトなどの写真や動画を通して、障がいのある人、文化的背景の異なる人、幅広い年齢の人など、多様な人に「公園は、自分たちも楽しめる場所だ」と知っていただき、来園を促す取り組みを行っていること、外部組織と連携し、多様な人の多様なニーズを把握し、設計やプログラム運営に生かしていることなどが紹介されました。
また、柳田宏治氏からは、子どもにとっての遊びの重要性についてのお話の後、日本と海外の遊び場の事例紹介があり、今後のインクルーシブな遊び場づくりをどのように進めたらよいかについてお話がありました。
トークセッションでは、インクルーシブな公園づくりに向けて、活発な質疑応答が行われ、ご参加者の皆様からご好評をいただきました。
講演|デボラ・プレンティス氏 トーク|デボラ・プレンティス氏×柳田 宏治氏
<令和元年度海外情報講演会>
【テーマ】 「公園におけるインクルーシブな取り組み -オーストラリアと日本の事例から-」
【開催日時・場所、参加者数】
(東京会場) | (大阪会場) |
・日時:2019年12月11日(水) 13:30-16:30 | ・日時:2019年12月13日(金) 13:30-16:300 |
・場所:日比谷図書文化館 B1F
日比谷コンベンションホール(大) |
・場所:大阪科学技術センタービル会議室401号室 |
・参加者数:150名 | ・参加者数:86名 |
[両会場共通]
【定 員】 100名
【参加費】 一般2,000 円/会員無料*(*WUP ジャパン会員・公園財団賛助会員)
【主 催】 World Urban Parks ジャパン・(一財) 公園財団
【共 催】 (一社) 日本公園緑地協会・(一社) 公園管理運営士会
【造園CPD認定プログラム】2.8単位
【プログラム】
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13:30 開会あいさつ
13:35 講演|オーストラリアの最新の公園事情
Parks – a Place for All to Play(逐次通訳 質疑応答含め100分間)
デボラ・プレンティス氏 Parks Victoria
15:15 休憩
15:25 事例報告|インクルーシブな遊び場づくりの現状と今後
柳田 宏治氏 みーんなの公園プロジェクト代表/倉敷芸術科学大学教授
15:55 トーク|デボラ・プレンティス氏×柳田 宏治氏
16:30 閉会
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*デボラさんの講演で流れた動画は下記YouTubeよりご覧いただけます。
“Making parks accessible to all”
https://www.youtube.com/watch?v=2giArYIbr-U
“Wild Places”
https://www.youtube.com/watch?v=EVyZ8FgjazY